平成22年8月定例記者会見

 

ページ番号1001148  更新日 平成28年8月9日 印刷 

8月25日(水曜日)午前10時30分から定例記者会見を行ないました。

次第

  1. 市長挨拶
  2. 議会の日程及び案件等について(総務部長)
  3. 平成22年度補正予算(案)について(企画財政部長)
  4. 平成21年度決算認定について(企画財政部長)
  5. 行事予定(秘書広報課長)
  6. 商店街「空き店舗」対策で地域の活性化(地域振興課長)
  7. 福生の新ブランドFUSSADOG試食しませんか 他(地域振興課長)
  8. 8 質疑応答

出席者

毎日新聞社・読売新聞社・東京新聞社・多摩ケーブルネットワーク・西多摩新聞社
市長・副市長・教育長・企画財政部長・総務部長・財政課長・秘書広報課長・広報広聴係長

市長挨拶(内容を損ねない程度に修正しています)

皆さん、おはようございます。日頃から市政運営にご理解いただきまして誠にありがとうございます。本日は大変お忙しいところ、また、この猛暑の中を来ていただきまして心より感謝申し上げます。

まずは、市制施行40周年記念式典並びに第60回七夕まつりが無事に終了したことをご報告します。
7月の40周年記念式典には、各自治体の首長をはじめ、800人の方にご参加をいただき、式典の最後には40周年記念映画も初上映させていただきました。

8月の第60回七夕まつりでは天候にも恵まれまして、4日間で401,700人(前年度382,000人)の方にご来場をいただきました。これは昨年に比べまして25,000人の増加となっています。今年は「元気」をテーマに、七夕本来の竹飾りを充実させ、昨年の1.5倍の竹飾りが飾られました。またイベント会場も市庁舎の丘の広場を中心に分散させ、来場者の回遊性を図りました。この丘の広場には1,000人を超える方が上っていただきまして、芝生の上でくつろぎながらさまざまなイベントをご覧になっていただけたと思っております。そして11年ぶりに打ち上げ花火も復活させていただきました。打ち上げ花火の時間は20分と短いものでしたが、約1,000発の花火が上がりまして、好評であったと聞いておりますし、市長への手紙等さまざまな形で反響をいただいているところです。

その節は記者の方には記事として扱っていただけるなど、大変感謝を申し上げる次第です。引き続き40周年記念行事は続いていきますので、よろしくお願いしたいと思います。

また、次も報告事項ですが、全国で100歳以上の高齢者の所在不明が相次いでいる問題です。すでに新聞報道もされていますが、福生市には100歳以上の高齢者は16名いらっしゃいます。8月5日に担当者(介護福祉課高齢福祉係)がご自宅または施設に伺い、全員の所在を確認をしたところです。毎年、市の敬老大会が行なわれる日には、私がご自宅や施設等に出向きまして記念品を贈呈しています。昨年は10名の方にお会いできまして、皆さんのお元気な姿に私自身が勇気づけられました。

しかしながら、この問題の背景には複雑な家族問題が絡む場合が多く、家族の個人情報保護と高齢者の安全確保の両立は行政だけで対応するには限界があるのが現状です。また、子どもへの虐待や高齢者などの孤独死も問題視されてきていますが、このような社会状況は、一昔前なら地域の繋がり、見守りで対処してきた問題であると思っています。
先日ですが、40周年記念の一環としまして5名の市民の方と対談する機会がありました。その中で地域とのつながりやコミュニティの大切さが20代の女性お二人から語られました。福生市の町会・自治体の加入率は現在44.4パーセントと決して高くはありませんが、このよう地域とのつながりやコミュニティの大切さを感じている若い市民がいることと、そしてこのような市民が増えていけば、そこにはもちろん行政の努力も必要ですが、新しい形での地域の繋がりや見守りができてくるのではないかと考えています。

さて、日本経済は平成20年秋以降、アメリカ発の世界的経済危機により、急速な景気悪化に陥りましたが、昨年の春ごろからアジア向け輸出の増加により、景気に持ち直しの動きが見られるようになってきています。しかしながら、デフレの進行などのリスクを抱えており、先行きは依然不透明であります。

また、今朝のニュースにもありましたが、アメリカ経済の景気不透明感から急激な円高が進み、日本銀行の白川総裁や野田財務相の談話でも経済や金融の安定に悪影響を与えると、円高への懸念を示しています。さらには、内閣府が8月16日に発表した2010年4月から6月期のGDPの実質成長率が、個人消費の伸び悩みで大幅に落ち込んでいる中で、政府には経済対策あるいは雇用促進を一刻も早くやってもらいたいと考えています。
そのような経済状況の中、先の第22回参院選の結果、民主党の敗北で連立与党の参議院議席が過半数割れとなり、国会は再び衆議院と参議院で与野党の勢力が逆転する「ねじれ現象」が生じています。「ねじれ国会」の最大の問題点は、国民に直結する重要な法案等が必ずしも成立するとは限らないということです。
財政状況がもう待ったなしの多くの自治体では、「ねじれ国会」において、国益と国民の利益を第一に与野党の信頼関係を築き、国民本位の政治を実現してくれることを期待するところです。自治体を運営する者としまして、今回の選挙結果の持つ意味は、必要な課題に党派を乗り超えて是々非々で取り組むことが早急に求められていることを重く受け止めてほしいと思っています。

それでは、9月議会前の定例記者会見ですので、今回提出する案件ついて少し触れたいと思います。補正予算5件、決算認定8件の13件となっております。そのうち一般会計補正予算では3億2,584万9千円を計上する予定です。主なものは都からの補助金を活用して実施するもので、雇用対策に重点をおいたものになっています。
後ほど、詳細につきましては担当から説明させていただきますが、「地域ブランド発信モデル事業」では、空き店舗を活用し、福生市の地域ブランドである観光資源を紹介、宣伝するとともに、昭和55年から交流がある北海道登別市並びに滋賀県守山市の地域ブランドもあわせて紹介するものでございます。なお、登別市には第60回七夕まつりでもブースを設け特産品を販売していただきました。

また、「商店街店舗実態調査事業」では、商店街の店舗について今後の活用方針等を所有者、経営者に意向を確認し、報告書をまとめるというもので、その実態を把握し商店街の振興施策の参考にしていきたいと考えています。いずれの事業も商店街の活性化に結びついていくことを期待するものです。

それでは、本日も記者の皆さんには、よろしくお願い申し上げます。まだまだ残暑も厳しい折、お身体には十分気をつけてご活躍をいただきたいと思います。簡単ではありますが、挨拶とさせていただきます。

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