横田基地における演習の実施等について(令和4年10月11日-10月21日)
防衛省(北関東防衛局)から情報提供がありましたので、お知らせします。
北関東防衛局からの情報提供内容
令和4年9月28日付け情報
演習の名称
サムライ即応監査(SRI: Samurai Readiness Inspection)
日程
令和4年10月11日(火)~同年10月21日(金)(土日を含む)
10月11日(火)及び12日(水)は通常の運用時間帯(午前6時~午後10時)
10月13日(木)~21日(金)は24時間体制で実施予定
内容
- 実施に伴う航空機の運用
通常よりも運用が増える予定であるが、外来機の使用はない予定。CV-22の演習での使用はないが、通常の飛行運用は実施される予定。当該演習において、通常の運用時間外(午後10時~午前6時)の航空機運用はないが、週末にも航空機を使用予定。 - PAS、GBS及び煙幕等の使用
PASを1日数回使用予定。GBS、バッシュキャノン及び空砲を使用する可能性あり。ただし、いずれも通常の運用時間帯(午前6時~午後10時)の範囲で使用予定。煙幕の使用はない予定。
その他
- ゲートを閉鎖するが、短時間で一時的な閉鎖の予定
- 演習終了の通報を行う予定
- 演習等の予定については、諸事情により変更される場合あり
北関東防衛局における対応
北関東防衛局から米軍に対し、本演習の実施に当たっては、日米合同委員会合意を遵守するとともに、通常の運用時間外の演習の実施及び週末の航空機運用が予定されていることから、周辺住民に与える影響を最小限にとどめるよう特段の配慮を申し入れた。
要請(令和4年10月3日)
横田基地周辺市町基地対策連絡会から在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官に対して、令和4年10月3日に口頭要請を行いました。
令和4年9月28日(水)に北関東防衛局から、令和4年10月11日(火)から同年10月21日(金)までの横田基地における演習の実施等について、一部の日程は24時間体制で行い、航空機の運用や、PASの使用に加え、GBS、バッシュキャノン及び空砲が使用される可能性があるとの情報提供を受けた。
従前より、当連絡会からは、土曜日、日曜日、日本の祝日等において、航空機の飛行等による騒音を発生させないことや、通常の運用時間帯以外での訓練を極力実施しないよう求めてきた。
夜間早朝に行われる航空機の運用やPAS等の使用による騒音は、横田基地周辺の住民の睡眠等が妨げられるなど、その影響は非常に大きなものであり、健康被害や不安の増大につながるものである。
更に、現在、東京都では新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、基本的な感染防止対策の徹底を呼びかけており、周辺住民においては、引き続き、学校・職場・自宅等での窓を開けての換気等の対策を実施しているため、航空機騒音等の影響が大きくなっている。
こうした周辺住民の生活環境への影響を踏まえ、次のとおり要請する。
- 当該期間には、土曜日、日曜日が含まれていることから、騒音の発生について特に配慮すること。
- 市街地上空での低空・旋回飛行訓練は行わないこと。
- 夜間早朝に航空機の運用やPAS等の使用を行わないこと。
- 通常の運用時間帯以外での訓練を極力実施しないこと。
- 使用する航空機においては、安全対策の徹底を図り運用すること。
- 周辺住民への不安軽減のため、特に、通常の運用時間帯以外で実施される騒音を伴う訓練については、その詳細な日時等について情報提供を行うこと。
参考
- SRI:Samurai Readiness Inspection(サムライ即応監査)
有事における即応態勢の維持強化及びORE※に対する監査。
※ORE:Operational Readiness Exercise(運用即応演習):仮想戦闘環境における基地の機能テストであり、テロ攻撃や航空機または地上戦闘力等による基地への攻撃を想定し、実践的な即応態勢をとることを訓練するもの。 - PAS(Public Address System):パブリック・アドレス・システム
以前は、ジャイアントボイスと呼んでいたもので、大音響の出る特殊なスピーカを使用し、サイレンや広報を行う。 - GBS(Ground Burst Simulator):グラウンド・バースト・シミュレーター
地上爆発模擬装置。金属製の容器内で爆発物を破裂させ、爆発音を発生させる。 - バッシュキャノン(Bash Cannons):滑走路上の鳥を追い払うための、疑似音を出す装置
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