平成20年度下半期財政公表

現在の市の財政状況は、依然として厳しい状態が続いています。

市では毎年5月と11月に財政公表をしています。

一般会計

市税や国都支出金、地方交付税などを財源として、福祉や教育など、行政各分野の収入・支出予定を予算として議会の議決を受け、運用している会計です。
平成20年度は、当初予算額が201億9,300万円で、その後5回の補正予算により、予算総額は218億6,212万8千円となっています。
現在の市の財政状況は、依然として厳しく、市では一層の行政改革に取り組み、まちづくりを進めています。

収入・支出済額

歳入の収入済額は、199億50万2千円で収入率は91.0％、昨年の同期と比較し、0.8％低くなっています。このうち市税の収入済額は83億384万3千円で、このほか国庫支出金が25億9,228万5千円、都支出金が24億3,762万9千円、地方交付税が22億5,105万5千円などとなっています。
歳出の支出済額は、194億7,801万3千円で支出率は89.1％、昨年の同期と比較し、5.6％高くなっています。

平成20年度一般会計予算の執行状況（歳入）　平成21年3月31日現在

• 平成20年度一般会計予算の執行状況（歳入） （PDF 92.7KB）

平成20年度一般会計予算の執行状況（歳出）　平成21年3月31日現在

• 平成20年度一般会計予算の執行状況（歳出） （PDF 100.5KB）

平成20年度一般会計予算の構成比　予算総額218億6,212万8千円

• 平成20年度一般会計予算の構成比 （PDF 127.6KB）

予算の使いみち

一般会計支出済額（194億7,801万3千円）を1万円に換算すると、目的別の使いみちはつぎのようになります。

• 福祉の向上に（民生費） 4,168円
• 教育の充実、文化・スポーツの振興に（教育費） 1,167円
• 健康の増進、リサイクルの推進などに（衛生費） 1,287円
• 庁舎の管理運営、戸籍・住民基本台帳、選挙などに（総務費） 1,030円
• 道路・公園の整備・まちづくりの推進に（土木費） 725円
• 市が借り入れた市債の償還に（公債費） 746円
• 防災対策に（消防費） 495円
• 市議会の運営経費に（議会費） 141円
• 商工業の振興に（商工費） 47円
• その他 194円

市有財産の状況

財産の状況

土地については、福生かに坂公園駐車場の用地等を取得したことによる増があり、3月末現在高は536,459.625平方メートルとなりました。建物についての3月末現在高は140,011.940平方メートルとなっています

基金の状況

基金には、学校施設等整備基金など、施設整備等にあてるための積立金と、特定事業の運用資金としての運用基金があります。
3月末の基金残高は、前年同期と比べ、庁舎建設基金の取り崩しと、都市施設整備基金などの取り崩しにより、前年同期と比べ、総額で約4,500万円減少しています。

市有財産の状況　平成21年3月31日現在

区分	内訳	現在高
土地	市庁舎、学校などの敷地	536,459.625平方メートル
建物	市庁舎、学校など（延べ面積）	140,011.940平方メートル
物品	一件50万円以上の自動車等備品	579件
基金	積立基金（庁舎建設基金）	2,593万4千円
基金	積立基金（学校施設等整備基金）	18億1,011万1千円
基金	積立基金（都市設備整備基金）	17億4,699万4千円
基金	積立基金（財政調整基金）	16億6,052万4千円
基金	積立基金（ふるさと人づくりまちづくり基金）	4億2,406万3千円
基金	積立基金（その他）	7億581万6千円
基金	運用基金（国民健康保険高額療養費等資金貸付基金）	600万円
基金	合計	63億7,944万2千円

市債

市債は国や都、金融機関などからの借入金です。公共施設の建設や下水道工事など多額の費用がかかる事業を行なうとき、市の財源不足や年度間の財源の負担調整、将来にわたり利用できる施設を後世代の市民の皆さんにも負担していただくという趣旨で借り入れる建設事業債のほか、市税や地方交付税など、一般財源の収入不足を補うための臨時財政対策債などがあります。
今後返済する市債の元金は、一般会計で約111億6千万円、下水道事業会計で約74億9千万円、総額で約186億5千万円となっています。

市債の状況（特別会計を含む）

平成21年3月31日現在 186億5,063万7千円

事業別

• 下水道
  借入額：74億8,812万2千円
• 土木
  借入額：37億4,022万9千円
• 臨時財政対策
  借入額：32億7,041万4千円
• 住民税等減額補てん
  借入額：17億8,461万1千円
• 社会教育
  借入額：5億8,550万6千円
• その他
  借入額：17億8,175万5千円

借入先別

• 財務省
  借入額：70億1,574万4千円
• 郵貯資金・簡保機構
  借入額：58億4,858万1千円
• 地方公営企業等金融機構
  借入額：26億2,907万7千円
• 東京都
  借入額：18億3,768万2千円
• 市中金融機関
  借入額：9億8,538万3千円
• その他
  借入額：3億3,417万円

特別会計

市が特定の事業を行なう場合、保険税や使用料など、特定の収入により支出をまかない、一般会計とは区分して経理を行なう必要がある会計をいいます。現在、国民健康保険会計や後期高齢者医療特別会計（平成20年度から）など、6会計があります。

特別会計予算の執行状況　平成21年3月31日現在

区分	予算現額	収入済額	収入率	支出済額	支出率
国民健康保険会計	63億8,847万1千円	54億1,352万円	84.7%	56億2,812万8千円	88.1%
老人保健医療会計	4億4,465万6千円	3億6,649万8千円	82.4%	3億4,295万円	77.1%
介護保険会計	28億8,697万円	27億2,335万2千円	94.3%	25億7,017万円	89.0%
後期高齢者医療会計	7億5,443万5千円	7億209万2千円	93.1%	6億8,263万7千円	90.5%
下水道事業会計	15億6,923万5千円	14億7,048万9千円	93.7%	14億2,020万9千円	90.5%
受託水道事業会計	3億7,534万5千円	3億5,338万4千円	94.1%	2億6,369万7千円	70.3%
合計	124億1,911万2千円	110億2,933万5千円	88.8%	109億779万1千円	87.8%