横田基地所属C-130Jの部品遺失について

 

ページ番号1007009  更新日 令和6年3月27日 印刷 

防衛省(北関東防衛局)から情報提供がありましたので、お知らせします。

北関東防衛局からの情報提供内容

平成29年12月18日付け情報

本件について、米軍から情報を得ましたので、下記のとおり情報提供させていただきます。
なお、北関東防衛局としては、本件部品遺失について、飛行ルートの大部分は洋上であったことが確認されているものの、ルート上のどこに落下したのか未だ不明であることから、このような状況に鑑み、これまで米軍から得られた情報をホームページに掲載し、広くお知らせすることにしました。また、引き続き米軍に対し、詳細な情報を提供するよう求めており、米軍から情報が得られ次第、関係自治体に提供してまいりたいと考えております。

(米軍からの情報内容)

  • フレア本体が飛行中に分解しました。フレア本体は円柱状の形をしており、充填物はその本体内部に入っています。フレアの充填物は、錆びた金属片のように見えます。落下した部品は、そのまま放置されている限りは自然発火の危険性はありません。また、地上に落下した場合の土壌汚染はなく、水中に落下した場合も水質汚染は起きません。
  • 米軍の整備担当は、その後の調査により、フレアが分解し充填物が落下したことを確認しました。そのため、同じロットで製造された製品すべてに対して点検を行いました。もし点検したフレアに同じような欠陥が見つかった場合は、それらは使用されません。

平成29年12月8日付け情報

本件について、米軍から情報を得ましたので、下記のとおり情報提供させていただきます。

(米軍からの情報内容)
米国空軍は、地元の地域と我々の人員の安全について真剣に考えており、事故等が発生した場合は率直であるよう最大限に努めています。
フレアとは、航空機の防御に使用されるものであり、貨物として搭載するものではなく、機体外部に取り付けるものです。各C-130Jにフレアが取り付けられているか、あるいはフレアにどのような物質が含まれているかについては、運用上の安全を考慮し、お答えすることができません。
遺失したことが判明したフレアの部位は有害物質であり、持ち上げたり触れたりすべきではありませんが、そのまま地上や水中にある限り危険をもたらすものではありません。
フレアは、航空機に取り付ける前に検査され、各飛行の前後に再度、検査されます。
仮に異常が発見された場合には、直ちに対処されます。本件に関しては、徹底的な調査が行われ、適切な対応がとられました。

平成29年12月5日付け情報

本件について、米軍から情報を得ましたので、下記のとおり情報提供させていただきます。

判明日時:平成29年12月3日午前0時頃

判明場所:米空軍横田飛行場

事案概要:

  • 飛行後の点検時、作業員が第374空輸航空団所属のC-130Jからフレアの一部を遺失していたことを発見。
  • 遺失物の大きさは、長さ12から13インチ(約30から33センチメートル)、重さ0.28ポンド(約130グラム)
  • 当該航空機は、米韓定期合同軍事演習の支援のため、横田飛行場を日本時間の平成29年12月2日午前8時46分頃に離陸し、三沢飛行場及びオサン飛行場に着陸した後、同日午後6時40分頃に横田飛行場に帰投した。
  • いつ、どこで遺失したかは不明であるが、当該航空機の飛行ルートの大部分は海上であった。
  • 横田基地では飛行場の捜索を行ったが、フレアの一部は発見されず。現在、三沢基地ならびにオサン基地での捜索結果について確認中。

新たな情報が入り次第、改めて情報提供させていただきます。

平成29年12月4日付け情報

横田基地所属のC-130Jのフレアの一部が遺失しているとの情報があったことから、現在、米軍へ事実関係を確認中です。
新たな情報が入り次第、改めて情報提供させていただきます。

要請(平成29年12月8日)

要請日

平成29年12月8日

要請先

  • 北関東防衛局長
  • 横田防衛事務所長

要請者

横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会
(会長:東京都知事、副会長:羽村市長)

要請方法

口頭

要請内容

先般情報提供のあった横田基地所属のC-130Jの部品遺失について、引き続き情報提供を求めていたところ、12月8日、北関東防衛局から、「フレアとは、航空機の防御に使用されるものであり、貨物として搭載するものではなく、機体外部に取り付けるものである。各C-130Jにフレアが取り付けられているか、あるいはフレアにどのような物質が含まれているかについては、運用上の安全を考慮し、回答できない。遺失したことが判明したフレアの部位は有害物質であり、持ち上げたり触れたりすべきではないが、そのまま地上や水中にある限り危険をもたらすものではない。」との情報が、東京都及び基地周辺自治体に提供された。
本件は人命や環境に関わる重大な事故につながりかねず、多くの住民に不安を与えるものであり、極めて遺憾である。
貴職においてはこのような状況を十分に認識され、下記のとおり対応するよう要請する。

  1. 遺失物により基地周辺住民等が被害を受けることのないよう、国の責任において、速やかに適切な対策を講ずるとともに、その情報を関係自治体に正確かつ迅速に提供すること。
  2. 基地に起因する事件及び事故等については、地元自治体に対し、迅速に詳細な情報を提供すること。

要請(平成29年12月7日)

要請日

平成29年12月7日(木曜日)

要請先

  • 在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官
  • 北関東防衛局長
  • 横田防衛事務所長

要請者

横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会
(会長:東京都知事、副会長:羽村市長)

要請方法

郵送

要請内容

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