ごみ減量web展示―食品ロス削減編―
食品ロスについての取組みを紹介します。
食品ロス削減 ーわたしたちにできることー
食品ロスとは?
「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。
日本では、年間約472万トンの「食品ロス」が発生しています。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量とほぼ同等に相当します。このうち家庭から発生する量は、約半分の236万トンといわれています。
また、国民1人1日当たりの食品ロス量に試算すると、お茶碗約1杯分(約103g)の量に相当します。
水分の多い食品を廃棄することは、運搬や焼却に余分なエネルギーを使用して環境に負荷を与えますので、水切りの徹底が大切です。
食品ロスを削減するための目標
「第四次循環型社会推進基本計画」(環境省)や「ゼロエミッション東京戦略」(東京都)では、「2030年度までに、家庭からの食品ロス量を2000年度との比較で半分にする」という目標を定めています。
国や地方公共団体、事業者、消費者など、様々な立場において主体的にこの課題に取り組み、食べ物を無駄にしない意識と行動がとても重要です。
食品ロスの原因は?
家庭から出る食品ロスの原因は、大きく3つに分けられます。
◎直接廃棄・・・・・賞味期限や消費期限が切れて、腐敗などにより捨てられたもの
◎食べ残し・・・・・作りすぎや購入した惣菜など、食べきれずに捨てられたもの
◎過剰除去・・・・・調理の際に野菜の皮を厚くむきすぎる等、食べられる部分まで捨てられたもの
福生市の食品ロスの状況
国内での食品ロスの現状を踏まえ、福生市での食品ロスの発生状況を把握するため、環境省からの支援を受け、令和元年度に家庭から排出された食品ロスの実態調査を実施しました。
福生市における食品ロスの状況
調査の結果、食品廃棄物に占める食品ロス(直接廃棄と食べ残し)の割合は約40%でした。
また、直接廃棄された食品のうち、「手つかずのまま捨てられた食品(手つかず食品)」が約4分の3を占めていることが分かりました。
家庭でできる食品ロス対策
(1)買い物編
・冷蔵庫の中を確認して、同じものを買わない、食材を多く買い過ぎないようにしましょう!
・レシピを考えて、買うものリストを作りましょう!
すぐ食べる商品は、消費期限や賞味期限が長いものではなく、陳列順に手前から購入しましょう!
「賞味期限」と「消費期限」の違いを知っていますか?
加工食品には、「賞味期限」または「消費期限」が表示されています。購入したにもかかわらず、手つかずのまま捨てられる食品を削減するために、違いを正しく理解することが大切です。
賞味期限 |
おいしく食べることができる期限。 期限を超えた食品が、すぐに食べられなくなるわけではありません。 |
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消費期限 |
安全に食べることができる期限。期限を超えた食品は食べない方が安全です。 |
※一度開封したら、賞味期限や消費期限に関わらず早めに食べましょう。
(2)調理・保存編
・野菜や果物の皮などは薄くむき、食べきれる量を調理しましょう!
・保存していた食材などの使い忘れのないように、冷蔵庫の中を定期的にチェックし、配置方法の工夫や、賞味期限・消費期限の確認をしましょう!
普段食べている食品を少し多めに買い置きして、食べたらその分だけ買い足すことを「ローリングストック法」と言います。
「備える→食べる→買い足す」を繰り返して上手に備蓄することで、防災への備えになります。
また、賞味期限切れで廃棄してしまう食品ロスを防ぐことにもつながります。
(3)食事編
・食べきれなかった料理は、冷凍などの傷みにくい保存で早めに食べきりましょう!
・余った料理は別の料理に活用するなどして、食べきる工夫をしましょう!
お店の人に、食べられない食材が含まれていないかの確認や、小盛にしてもらうなど、食べきれる分だけ注文しましょう!
どうしても食べきれない場合は、持ち帰ることができるかお店に確認してみましょう!
「3010運動」とは、宴会時の食べ残しを減らすキャンペーンです。
乾杯後30分・・・席を立たずに料理を楽しみましょう
お開き10分前・・・自分の席に戻って、再度料理を楽しみましょう
宴会時には食べ残しが出ることが多いため、「3010運動」を呼びかけて、食べ残しによる食品ロスを減らしましょう。
福生市では、生ごみを減らす方法として、身近にあるもので簡単に作れるダンボール生ごみ処理器や、お手軽に作れるペットボトル水切り器の作成方法を動画で公開しています。
生ごみ減量のためにも、ぜひご活用ください!
家庭で捨てられる未利用の食品や、食べ残しを記録できるwebアプリを活用し、食品ロス量をチェックしてみましょう!
フードドライブを実施しています!
福生市では、食品ロス対策として、各家庭で余っている食べ物を持ち寄り、フードバンクへ寄付する「フードドライブ」を通年で実施しています。
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