地域活動と自信（平成20年7月1日号）

「広報ふっさ7月1日号」に掲載した市長随想「全力投球」です。

月日が過ぎるのは早いもので、光陰矢の如ごとしであります。

昔、織田信長が桶狭間で今川義元の軍を攻撃する前に自身で踊ったといわれる、能の敦盛の一説に、「人間五十年下天のうちを比ぶれば夢幻の如くなり」とあります。私も五十年どころか、その半ばまできておりますが、今でも自分の趣味は何か、また何に自信があるのか、芸や技術が身についているかと振り返ると何も見当たりません。「少年老い易く学成り難し」の典型であります。
市長に就任して一か月余り、文化協会やボランティア団体、町会の各種団体等、地域コミュニティで頑張っておられる方々とお会いする機会に恵まれました。皆さん、自信にあふれ輝いて見えました。

私もいずれ、地域の中で生活する一市民となる訳ですから、この地域で活躍されている方々を手本として、何か自分が癒される中で、社会に貢献できる活動に参加していきたいと考えております。