生きる(平成20年10月1日号)
「広報ふっさ10月1日号」に掲載した市長随想「全力投球」です。
千二百年前の中国の詩人杜甫は、曲江(きょくこう)二首の中で「人生七十古來稀(じんせいしちじゅうこらいまれなり)」と書き残しています。
現在の我が国では、総人口の1割が75歳以上となり、長寿社会を迎えています。福生市内にも、百歳を超えるお年寄りが14名いらっしゃいます。敬老大会の折に、その内の10名の方々とお会いする機会に恵まれました。
現在東京都の自殺総合対策会議の委員として、近年増加している自殺者(年間約3万人)の防止を目的として、他の委員と「生と死」をテーマに意見交換をしておりますが、10名のお年寄りの方々から簡潔な答え「生きる」をいただいた思いがしました。皆さん本当にお元気で、私の方が勇気づけられる程でした。
この10名のご長寿の方々とお会いできて、人の暮らしの中で、生きているということそのものがどれだけ素晴らしく意味があり、朝夕に元気な顔を見せることが、周囲で見守る人たちに限りない影響を与えられるのだと実感させていただきました。
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