東日本大震災復興支援チャリティー　名曲コンサート2016in福生 絆をつなぐ歌声

被災者の皆さんに安らかな日々が戻るようにと思いを込め開催しました。

音楽による絆をこれからも引き継いでいきます

日時：平成28年2月6日（土曜日）午後1時30分から3時30分
場所：福生市民会館小ホール（つつじホール）
来場者：213人

5年が経過しようとする今も、東日本大震災は被災地の皆さんに大きな影響を残しています。平穏な日常が奪われたことを決して忘れないように、一日も早く被災者の皆さんに安らかな日々が戻るようにと思いを込め、このコンサートを開催します。
七夕まつりのご縁により、皆さんからの義援金は仙台市を通じて東北での演奏会を続ける「仙台フィルハーモニー管弦楽団」にお届けしています。このことから同楽団の公演には被災者を招待する「ふっさ七夕絆シート」が設けられています。このコンサートにも仙台から楽団員の山本高史さんに友情出演いただき、素敵なバイオリンの音色を聞かせていただきました。
この日、音楽で心と心をつなぎました。皆様から寄せられた義援金は、261,661円となり、全額を仙台フィルハーモニー管弦楽団に寄付しました。楽団では各地から寄せられた義援金をもとに被災者支援を行っています。
（写真協力：公民館フォトボランティア）

当日の様子

（写真協力：公民館フォトボランティア）

プログラム

• つばめ 石井 亨作詞・作曲（瀧上）
• おやすみ赤ちゃん 石井 亨作詞・作曲（瀧上）
• 「愛する歌」より 犬が自分のしっぽを見て歌う歌やなせたかし 木下牧子作詞・作曲（橘）
• 誰かがちいさなベルをおす やなせたかし 木下牧子作詞・作曲（橘）
• 「風によせてうたえる春の歌」より 君がため織る綾錦三木露風作詞・山田耕筰作曲（瀧上）
• 待ちぼうけ 北原白秋 山田耕筰 作詞・作曲（橘）
• 初恋石川啄木 越谷達之助作詞・作曲（高橋）
• 春の海宮城道雄 （山本）
• 荒城の月 滝 廉太郎（山本）
• 「天空の城ラピュタ」より 君をのせて 久石 譲 （山本）
• カロ・ミオ・ベン ジョルダーニ（瀧上）
• 喜ばせてあげて ベッリーニ（瀧上）
• オンブラ・マイ・フ ヘンデル（橘）
• 私のまどろみはますます浅く ブラームス（橘）
• 彼女に告げてよ ファルヴォ （高橋）
• カタリ・カタリ カルディッロ （高橋）
• オペラ「妖精ヴィッリ」より もしも私が小さい花なら プッチーニ（瀧上）
• オペラ「サムソンとデリラ」より 愛の神よ！私を助けにきておくれ サン・サーンス（橘）
• オペラ「トスカ」より星は光りぬ プッチーニ（高橋）
• オペレッタ「こうもり」より シャンパンの歌 ヨハン・シュトラウス2世（橘・瀧上・高橋）
• 明日を夢見て石井 亨作詞・作曲 （橘・瀧上・高橋）
• 花は咲く 岩井俊二 菅野よう子作詞・作曲（橘・瀧上・高橋）

出演者プロフィール

【高橋 淳】 テノール

福生市在住。オペラでは新国立劇場、二期会、日生劇場、びわ湖ホール他、国内の公演に多数出演しているだけでなく、プッチーニ・フェスティバル（イタリア）他海外の公演にも出演し、存在感あふれる歌と演技で公演の成功に大きく貢献している。コンサートでは読売日響、東響他国内主要オーケストラの演奏会に出演し、幅広いレパートリーを歌っている。’07年には歌劇「午後の曳航」（演奏会形式）で、ザルツブルク音楽祭への出演を果たした。さらにオルフ「カルミナ・ブラーナ」では、我が国の第一人者としての地位を確立し演奏を重ねている。二期会会員、東京音楽大学非常勤講師。二期会オペラ研修所講師。

【橘 今日子】メゾソプラノ

東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。二期会オペラ研修所プロフェッショナルコース修了（優秀賞）。
話題の作品に多数出演し、好評を博す。初のバロックオペラ出演となった「ジュリアスシーザー」では、鈴木雅明氏率いるバッハ・コレギウム・ジャパンと初共演、各誌で絶賛された。オペレッタでは、二期会オペラ劇場「こうもり」、三枝成彰氏プロデュース「メリーウィドー」等に出演。ベートーベン「第九」やモーツァルト「レクイエム」、ヴィヴァルディ「グロリアミサ」他の宗教曲ソリスト、そしてミュージカルやTV（「題名のない音楽会21」つんく氏プロデュース【クラシック娘。】）にも出演する等、幅広いジャンルに積極的に取り組んでいる。二期会会員。東京学芸大学非常勤講師。

【瀧上美保】ソプラノ

国立音楽大学卒業。国立音楽大学大学院（オペラ）首席修了。在学中海外派遣生としてザルツブルク・モーツァルテウム夏期セミナーに参加。
読売新人演奏会出演。多摩フレッシュ音楽コンクール第2位。青梅市にてデビューリサイタル。第10回青梅市芸術文化奨励賞受賞。
オペラ「フィガロの結婚」「魔笛」「電話」等に出演。
ヴィヴァルディ「グロリア」フォーレ「レクイエム」のソリストを務める。ドイツ歌曲、古楽器とのアンサンブルにも定評がある。子育て支援や東日本大震災復興支援チャリティーコンサート等 の活動も積極的に行う。
灯唱会ヴォイストレーナー。コール・ストロベリー指揮者。エテルノ・アニマ代表。
日本演奏連盟、二期会会員。青梅市出身、在住。

【小田切 洋子】ピアニスト

フェリス女学院短期大学音楽科卒業。同専攻科修了。卒業後、名古屋音楽学校講師を務める。朝日新聞新人音楽コンクール入賞。読売新人演奏会出演。東京、横浜、名古屋にてジョイントコンサート、コンチェルト、室内楽、声楽の伴奏など多数のコンサートに出演。
現在は福生市主催「名曲コンサート」に毎年出演するほか、ソロや声楽の伴奏や合唱団のピアニストなど幅広く活動している。
東日本大震災復興支援コンサート、「音楽の贈りもの」などのチャリティーコンサートにも多数出演。

【特別出演：山本高史】

仙台フィル・第2ヴァイオリン首席奏者。
愛知県立芸術大学大学院修了。ドイツのカールスルーエ国立音楽大学にて研鑽を積む。2005年にはソロリサイタルを開催。ナミレコードより[弦楽四重奏による日本のうた春夏秋冬]のCDを発売。ヴァイオリンを長谷川了一、中村桃子、岡山芳子、イェルク-ヴォルフガング・ヤーンの諸氏に師事。

福生からの義援金が「復興パートナーシート」に

コンサートで集まった義援金を、福生市は仙台市との七夕まつりの縁から、引き続き、音楽による東日本大震災復興支援を続ける仙台フィルハーモニー管弦楽団に送っています。
昨年5月から、同楽団は各地からの支援を受けて「復興パートナーシート（東日本大震災で半壊以上の被害を受けた世帯の方を招待するシート）」を設けますが、その一部が「福生七夕絆シート」と名づけられました。