令和4年度決算
市議会9月定例会で認定されました。
決算書は、市役所の情報スペース、図書館及び市ホームページでご覧になれます。
一般会計
令和4年度の一般会計決算額は、歳入(収入)が301億3,227万5千円、歳出(支出)が284億1,474万9千円で、収支差引額は17億1,752万6千円、となり、実質収支額は、16億3,746万2千円となりました。
前年度に比べて歳入額は1.1%の増加、歳出額は0.4%の増加となりました。また、4年度から3年度の実質収支額を差し引いた単年度収支額は1億7,971万円となりました。
前年度との主な決算比較は下記のとおりです。
歳入(収入)の主な増減(前年度比較)
- 市税2.2%増
市民税個人の納税義務者及び所得増加による増等により、前年度に比べて市税全体で1億7,805万8千円増加しました。 - 地方消費税交付金1.1%増
都道府県税である地方消費税収入額の2分の1が市町村に交付されるもので、1,433万8千円増加しました。 - 地方交付税4.2%増
全国の自治体が一定のサービス水準を維持できるよう交付されるもので、普通交付税が3,563万1千円増加、特別交付税が9,571万円増加しました。 - 国庫支出金11.7%減
電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金給付事業費補助金などの増加の一方で、子育て世帯等臨時特別支援事業費補助金の減少などにより、10億558万4千円減少しました。 - 都支出金1.7%増
市町村総合交付金の増加などにより、6,718万8千円増加しました。 - 繰入金5.1%増
都市施設整備基金繰入金や庁舎維持管理基金繰入金の増加などにより、5,038万8千円増加しました。 - 繰越金130.4%増
4年度の前年度繰越金は、3年度に比べて8億5,406万1千円増加しました。 - 市債28.4%減
都市計画道路3・4・7号富士見通り線整備事業債の減少などにより、7,100万円減少しました。
歳出(支出)の主な増減(前年度比較)
- 総務費17.8%増
防犯対策費や町会関係費、税務・財務・会計事務など、市の業務に必要な経費です。住民情報システム更新委託料や庁舎外壁改修工事の増加などにより、3億6,979万円増加しました。 - 民生費0.8%増
高齢者・障害者・子育て支援・生活保護などの経費で、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金給付事業や認定こども園建設費補助金の増加などにより、1億260万7千円増加しました。 - 衛生費10.0%減
保健衛生や環境対策、ごみ処理などの経費で、新型コロナウイルスワクチン接種事業の減少などにより、3億5,618万円減少しました。 - 商工費41.8%増
商工業の振興のための経費で、プレミアム付商品券事業やキャッシュレス決済ポイント還元事業の増加などにより、1億2,197万3千円増加しました。 - 土木費28.7%減
道路建設や公園整備などまちづくりの経費で、都市計画道路3・4・7号富士見通り線整備事業の減少などにより、5億8,884万8千円減少しました。 - 消防費4.4%減
消防業務の東京都への委託や消防団等の経費、災害対策費が主なもので、消防施設撤去工事の減少などにより、4,401万8千円減少しました。 - 教育費8.6%増
教育の充実や文化・スポーツの振興などの経費で、中央図書館改良事業の増加などにより、2億7,907万6千円増加しました。 - 公債費3.8%減
市債(長期借入金)の元利金を返済する経費で、2,850万6千円減少しました。
一般会計では公債費のほか、繰出金や負担金の支出の中で、市の下水道事業会計や西多摩衛生組合など一部事務組合の借入金に対し、その元利償還金の一部を負担しています。
【市の繰出金や負担金の中に含まれている準公債費的な支出】
- 下水道事業会計繰出金のうち、約4,600万円
- 一部事務組合への負担金のうち、約2億2,500万円
- 障害者施設・特別養護老人ホーム等への建設費補助金約1,200万円
下水道事業会計への繰出金は、公共下水道・流域下水道整備等に要した費用のうち、一般会計から負担できる額の一部で、一部事務組合(西多摩衛生・瑞穂斎場・東京たま広域資源循環・福生病院)への負担金は、施設整備のための借入金に対する元利償還金分の負担額です。
市税収入の推移
積立基金の推移
特別会計
特別会計の3会計及び公営企業会計の決算は、下表のとおりです。
特別会計の3会計の決算は、全体で前年度に比べて歳入は2.7%の増加、歳出は3.6%の増加となりました。国民健康保険特別会計では、収支差引額が3億3,003万7千円の黒字となっていますが、一般会計からのその他繰入金が5億7,500万円となっており、大変厳しい運営状況となっています。
地方公会計度による決算報告
○地方公会計制度とは
企業会計の手法である複式簿記・発生主義により、従来の決算書では分からなかった資産や負債の状況や、減価償却費や引当金等を含むフルコストなどを明らかにすることができます。
■貸借対照表
令和4年度末時点における資産・負債・正味財産の金額を表し、市の財政状態を明らかにしています。
■行政コスト計算書(一般会計)
令和4年度の事業実施にどの程度の費用が発生し、どのような財源で補ったのかを知ることができ、市の収支状況を表します。企業会計の損益計算書に相当します。
財務諸表や事業別の決算状況などを分かりやすく説明した「令和4年度決算説明書」を作成しました。市役所の情報スペースや図書館、市ホームページでご覧ください。
※財務諸表の数値は表示単位未満の端数調整を行っていないため、内訳の計と一致しない場合があります。
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企画財政部 財政課 財政係
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