環境基本計画市民会議 -市民との協働による計画改定-(令和4年度分)

 

ページ番号1017544  更新日 令和5年3月31日 印刷 

福生市では、平成15年度に初めて環境基本計画を策定した当時より、市民の方とともに作業を進めてきました。
現在、20年ぶりの環境基本計画改定に向けて「環境基本計画市民会議」を立ち上げて、望むべき福生市の環境の将来像について検討しています。

「環境基本計画市民会議」とは

福生市の環境基本計画は、環境への思いを乗せて市民により作成された「市民プラン」に基づき策定されました。

平成15年度の策定した本計画は、令和5年度に20年間の計画期間が終了するため、今後10年間、福生市での暮らしが自然と共存し、豊かなものになるよう、市民の皆さんに集まっていただき思いを語り合い、次の環境基本計画に反映できるよう、「環境基本計画市民会議」を発足させました。

会議メンバーは、環境に関する団体からの推薦や公募により集まった10名の市民の皆さんです。
令和4年度は5回の会議等を実施してきましたが、令和5年度も引き続き活動を行い、メンバーが思い描く「福生の環境の未来像」について「市民提言」という形でまとめていきます。

第5回目の会議延長戦・見学(3月17日@福生市リサイクルセンター)

色ごとに瓶を分けて効率的に再利用する工程を見学している画像
色ごとに瓶を分けて効率的に再利用

≪内容≫
第3回目に先進事例の視察で、武蔵野市さんの「むさしのエコreゾート」と「武蔵野クリーンセンター」の見学を行いましたが、会議のメンバーから「そもそも福生市の施設って?」との発言があり、灯台下暗しと反省。
福生市には焼却処分を行う施設はありませんが、改めて不燃性廃棄物の資源化・再利用処理施設である「リサイクルセンター」の見学を急遽行いました。
平成9・10年に完成した施設のため、決して新しい施設ではありませんが、処理工程ごとに順を追って見学ができるよう作られていました。適切に分別されず持ち込まれた廃棄物もを、スタッフが手作業で選別している現状を知り、日々行う分別に今まで以上に身が引き締まる思いだと感想を話されていました。
説明の中で「元々は埋め立て処分場があったところにリサイクルセンターは建てられました。」と、当時の様子が分かる航空写真を見ながら施設の生い立ちを聞き、皆さんがとても驚かれていたのが印象的でした。

ペットボトルは圧縮して資源化する工程を見学している画像
ペットボトルは圧縮して資源化に

第5回目の会議(3月17日@もくせい会館)

アイデアを出し合い整理する様子の画像1
アイデアを出し合い整理1

≪議題≫
(1)ワークショップ

≪内容≫
前回で「循環型社会」についてはひと区切りとし、今回は「生物多様性/自然環境」という少し大きなテーマについてワークショップを行いました。
第2回目の結果を元に、目指したい将来像と現状の課題について、改めて新たなアイデア出しを行いました。皆さんで書き出していきました。農地や樹林地、公園、生物、水循環など、テーマが広義だったこともあり、自由な発想でさまざまなアイデアが出されました。
課題を解決するための必要な取組については、市全体(行政)、市民、事業者とカテゴリごとに整理することで、それぞれの役割を顕在化させました。

アイデアを出し合い整理する様子の画像2
アイデアを出し合い整理2

第4回目の会議(3月3日@もくせい会館)

有効なアイデアにチェックを行う様子の画像
有効なアイデアにチェック

≪議題≫
(1)武蔵野市視察内容の報告
(2)ワークショップ

≪内容≫
残念ながら、第3回目の視察は全員参加とならなかったため、写真を交えて先進事例の共有を行った上で、テーマである「循環型社会」についてのワークショップを進めました。
第2回目の結果を大きな模造紙に整理し直し、未来像を実現するために必要な取組や課題等を付箋に書き出していきました。視察の効果もあり、皆さんから出された様々な思いやアイデアについて、活発に意見交換されていました。最後に、有効と思われる付箋にシールを張って見える化し、市民会議としての考えをまとめる準備を行いました。

第3回目の会議(視察)(1月26日@武蔵野市)

廃材を利用した工作が展示されている様子の画像
廃材を利用した工作の展示

≪内容≫
3回目は、会議でなく「資源循環」の分野で、将来期待・希望する未来像を具現化するきっかけとなるよう、先進事例の視察として武蔵野市さんの環境関連施設に伺いました。
まず見学した「むさしのエコreゾート」は、さまざまな環境に係る事項について考え、学び合い、行動・活動するための施設で、(旧)武蔵野クリーンセンターであった建物を一部リノベーションして誕生しました。
続けてお邪魔した、隣接の(新)武蔵野クリーンセンターは、搬入された廃棄物がどのように処理されていくのか、順を追って見学できるよう考えられていました。
見学終了後は、武蔵野市の自然環境やメディアでも話題となった「気候市民会議」などのお話もお聞きすることができ、今後の活動の参考となる大変有意義な視察となりました。

とても興味深いお話を伺っている様子の画像
とても興味深いお話も
むさしのエコreゾートの外観の画像
むさしのエコreゾート

第2回目の会議(12月26日@もくせい会館)

ワークショップの結果の画像(抜粋)
ワークショップの結果(抜粋)

≪議題≫
(1)前回の振り返り
(2)ワークショップ

≪内容≫
第1回目の話題提供を受けて、各分野の現状を踏まえて、「2050年頃の福生の暮らしをイメージする」→「10年後に目指したい環境の現状を考える」という順番で、ワークショップを行いました。
国が進める「脱炭素」についても、目指すべき目標を掲げ、実現への方策を検討する「バックキャスティング」の手法で、皆さんに議論していただきました。
「自然と最新技術の融合」や「廃棄物の100%リサイクル」など、夢があり、実現したくなるような提案が活発に行われました。

第1回目の会議(12月9日@さくら会館)

ZOOMによる話題提供を受けている様子の画像
ZOOMによる話題提供

≪議題≫
(1)福生市環境基本計画に係る進捗状況等について
(2)環境政策に関する最新動向

≪内容≫
市民会議の設立趣旨や役割の説明に次いで行われた自己紹介から、福生市の環境に対するさまざまな思いや興味・関心があることへの発言も飛び出し、皆さんの熱意を感じざるを得ませんでした。
初回ということもあり、皆さんに同じスタートラインに立って議論や活動を進めていただくため、昨今、環境を論じる上で欠かせない「気候変動」、「生物多様性」、「資源循環」の各分野の専門家をZOOMで同じ日にお招きし、話題提供をしていただきました。初回スペシャル、何とも贅沢な内容となりました。

画面越しに質疑を行っている様子の画像
画面越しに質疑も実施

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生活環境部 環境政策課 環境政策係
〒197-8501 東京都福生市本町5
電話:042-551-1718