横田基地司令官による5市1町への災害支援にかかる状況報告について
横田基地司令官より、災害支援にかかる状況報告がありました。
4月4日(月曜日)横田基地第374空輸航空団司令官より、5市1町の首長に対し、次のとおり災害支援にかかる状況報告がありました。
通訳を介しての聞き取りのため、要約となっています。
災害支援の内容
経緯
- 3月11日【体制変更】
第374空輸航空団司令官「第374空輸航空団はこの緊急事態支援への対応に備えている。」 - 3月12日【初期支援】
沖縄の空兵と海兵隊員が地震被災地での支援活動、捜索、復旧活動に参加するため、横田基地へ到着 - 3月13日【最初の復興】
米空軍、米海兵隊の共同救難部隊が、仙台空港を救難、復旧支援活動の前方連絡拠点とすることを判断 - 3月15日【福島への支援】
横田基地は、福島第一原子力発電所の安定に向けて活動する。消防隊員に、P-22型消防車を提供 - 3月16日【仙台空港の復旧】
第353特殊作戦群大佐「壊滅状態だったが、日本人の復元力と強い意志は明白だった。皆の熱心な作業のおかげで、今日、ここに着陸することが出来、支援を提供することができる。」 - 3月17日【自衛隊支援】
横田基地は米空軍所属のC-17航空機で、陸上自衛隊の人員と車両の輸送を行った。 - 3月19日【ホウ素の輸送】
横田基地の空兵が、福島原子力発電所に使用するホウ素7クレートを航空自衛隊に輸送
クレートとは、ホウ素を梱包した木箱のこと - 3月20日【仙台空港に大量輸送】
第517空輸中隊大尉「C-17が仙台空港に着陸できるようにすることは、日本にとって、そして我々の決意を日本の皆さんに伝えるために必須だった。」 - 3月22日【水のポンプが到着】
オーストラリア空軍のC-17が福島原発の原子炉を冷却するためのポンプを輸送
ポンプ接続口が米国製と合わないため、横田基地の軍人が溶接した。 - 3月25日【飛行のための整備】
災害支援のハブ(拠点)として横田基地のC-130のほか、米軍以外の航空機整備も全力で行った。
第374整備中隊大尉「一機でも多く飛べば、それだけ多くの物資を東北へ運べる。」 - 3月26日【C-130と搭乗員の功績】
横田基地の軍人が、C-130輸送機により仙台空港に飲料水を100万本届けた。
統計
オペレーション・トモダチにより、第374空輸航空団は今までに535回のミッションを遂行し、物資を輸送した。
- 物資 1,076,828キログラム
- 燃料 283,575リットル
- 人員 964人
将来にむけて
- 人道支援物資の輸送回数は減少
- 米国エネルギー省の指示のもと、放射線評価のための飛行を行う
- このフライトミッションは、本州の日本人およびアメリカ人の安全を保障するために行われる
- 皆さんのご理解に感謝します。
終わりに
太平洋軍司令官 ロバート・ウィラード提督
「同盟国の人間として、友人そして軍事的パートナーとして、我々は、今回の支援に対し義務以上のものを感じている」
より良いウェブサイトにするためにアンケートを行っています
このページに関するお問い合わせ
企画財政部 企画調整課 基地・渉外担当
〒197-8501 東京都福生市本町5
電話:042-551-1566