福生の田んぼ(平成26年8月1日号)
「広報ふっさ8月1日号」に掲載した市長随想「全力投球」です。
先月の広報ふっさで、庭の「スイカ」のことを書きましたが、今月は「お米」の話です。
北田園、南田園など地名に残っているように、昔の福生には多摩川沿いに多くの水田がありました。子どものころ、よく遊びに行って、さまざまな生き物を捕まえた記憶があります。
その後宅地化が進み、現在では、市内で唯一残された「田んぼ」が北田園にあるだけです。しかしながら、所有者の方がご高齢で、この2年間作付けはされていませんでした。
そこで、残されたこの貴重な水田を守ろうと、有志の方によって「北田園田んぼを守る会」が発足されました。4月の初めから準備を重ね、やっと6月10日に田植えの日を迎えました。当日は有志の方々に職員も加わり、所有者の方とその息子さんにご指導いただきながら、田植えをしたそうです。
私も公務を終えて急いで現地に向かったのですが、間に合いませんでした。「参加したかったな。」と残念に思い、作業を終えた若い職員に感想を聞くと「普段使わない筋肉を使って疲れたが、大変楽しかった。」「成長が楽しみ。」などさまざまでした。その中に、「所有者の方が楽しそうに見えた。」という声があり、今後に向けての希望が見えたように思えました。
植えた品種はもち米の、緑米「アクネモチ」です。今から秋の稲刈りが楽しみです。稲穂の成長を見守ってください。
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